USBメモリにUbuntuをインストール 「USBuntu」
- 2016/02/24
- 22:29
ヤバイ。最近いろんなことをすぐに忘れてしまう。これが「年を取る」ということなのか・・・
もう、自分の記憶力というか脳ミソを信用できないので、外部記憶装置に託すことにする。
前置きは終わり。
最近、Ubuntu 14.04をインストールしたUSBメモリを外出時に携帯しています。
USBメモリにインストールしたUbuntu、名付けて「USBuntu」。
これだと、外出先にPCさえあれば、いつでも自分専用の環境を使うことができ、なおかつ、そのPCに一切変更を加えず不要なデータも残さなくて済む、というメリットがあります。
この環境の作り方を忘れてしまいそうなので、以下に作り方を記録しておきます。
もちろん、自分用のメモとして。
ちなみに、現在使用しているUSBメモリは、コレ。

シリコンパワーのUSB 3.0対応の64GB。
USB 3.0対応を選択したのは、やっぱり速度を重視したため。
Ubuntuをインストールするだけなら容量は64GBも必要としないけれど、WindowsやMacとデータ共有するための領域を用意しておきたかったことと、あとになって容量を増やしたくなる可能性も考慮したため、自分の財布事情と相談した結果、64GBを選択。
とりあえず、以下。
以下のサイトの情報を参考とさせていただいた。感謝。
環境構築に先駆けて、以下の準備を行う。
以下、自分用のメモなので、超簡単に。
事前に準備したUbuntuインストール用DVDを使って、Ubuntuを起動する。
Ubuntuが起動したら、USBメモリを挿入。
GPartedを使って、USBメモリ上に、4GBのfat32領域と、残りを全てext4領域でパーティション設定。
ちなみに、fat32領域がWindowsやMacとのデータ共有用領域、ext4領域がUbuntuインストール用領域。
ext4の領域にUbuntu 14.04をインストール。
インストールの詳細は割愛。だって、一般的なインストール方法だし。
ただし、注意点としては、ブートローダのインストール先。
USBメモリを指定すること。間違ってもHDDを指定してはいけない。
万が一を考慮して、上記の準備段階で、PCからHDDを外しておくほうが良い。
UbuntuをインストールしたUSBメモリを使って、USBブートでUbuntuを起動する。
Ubuntuが起動したら、Terminalを起動して、以下を実行。
尚、上記で /dev/sdb1 の部分は、環境にあわせて適宜変更。
また、下から2行目のemacsによる編集では、grub.cfgに以下の記述を追加する。
※この部分が参考にしたサイトとの違いで、参考にしたサイトの通りに記述すると、うちのMacBook AirではUbuntuの起動ができなかった・・・
上記で完成した「USBuntu」を使った結果。
まずはWindows PC。

そして、MacBook Air。

もちろん、どちらもHDD(SSD)には別のOS(WindowsやMacOS)がインストールされたままなので、USBメモリを挿入していない状態で通常ブートさせれば、それぞれの環境が使用可能。
以下、参考まで。(環境依存の可能性あり)
/etc/default/grub を開いて、GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTを以下のような内容に変更。
チューニングを行いたいと思います。
まず、/tmpをRAMに移して、USBメモリの書き込みを減らします。
/etc/fstabに以下の記述を追加します。
次に、swapをファイルで1GB確保し、実メモリを使い切るまではswapを使わないように設定します。
まずはswapファイルの作成から。
そして、/etc/sysctl.confに以下の記述を追加。
以上。
もう、自分の記憶力というか脳ミソを信用できないので、外部記憶装置に託すことにする。
前置きは終わり。
最近、Ubuntu 14.04をインストールしたUSBメモリを外出時に携帯しています。
USBメモリにインストールしたUbuntu、名付けて「USBuntu」。
これだと、外出先にPCさえあれば、いつでも自分専用の環境を使うことができ、なおかつ、そのPCに一切変更を加えず不要なデータも残さなくて済む、というメリットがあります。
この環境の作り方を忘れてしまいそうなので、以下に作り方を記録しておきます。
もちろん、自分用のメモとして。
ちなみに、現在使用しているUSBメモリは、コレ。

シリコンパワーのUSB 3.0対応の64GB。
USB 3.0対応を選択したのは、やっぱり速度を重視したため。
Ubuntuをインストールするだけなら容量は64GBも必要としないけれど、WindowsやMacとデータ共有するための領域を用意しておきたかったことと、あとになって容量を増やしたくなる可能性も考慮したため、自分の財布事情と相談した結果、64GBを選択。
要件
とりあえず、以下。
- Ubuntu 14.04をUSBメモリにインストールして、Windows PCやMacBook等でUSBブート可能なUbuntu環境を構築すること
- USBメモリには、Ubuntuをインストールする領域とは別に、WindowsやMacとデータ共有可能な領域を確保すること
参考情報
以下のサイトの情報を参考とさせていただいた。感謝。
準備
環境構築に先駆けて、以下の準備を行う。
- USBメモリを調達しておく。
- 事前にUbuntu 14.04 LTS 日本語 RemixのISOイメージをダウンロードし、DVD-Rに書き込み、Ubuntuインストール用DVDを作成しておく。
手順
以下、自分用のメモなので、超簡単に。
Ubuntu Live DVDで起動
事前に準備したUbuntuインストール用DVDを使って、Ubuntuを起動する。
USBメモリのパーティション設定
Ubuntuが起動したら、USBメモリを挿入。
GPartedを使って、USBメモリ上に、4GBのfat32領域と、残りを全てext4領域でパーティション設定。
ちなみに、fat32領域がWindowsやMacとのデータ共有用領域、ext4領域がUbuntuインストール用領域。
USBメモリにUbuntuをインストール
ext4の領域にUbuntu 14.04をインストール。
インストールの詳細は割愛。だって、一般的なインストール方法だし。
ただし、注意点としては、ブートローダのインストール先。
USBメモリを指定すること。間違ってもHDDを指定してはいけない。
万が一を考慮して、上記の準備段階で、PCからHDDを外しておくほうが良い。
USBブートでUbuntu起動
UbuntuをインストールしたUSBメモリを使って、USBブートでUbuntuを起動する。
ごにょごにょ
Ubuntuが起動したら、Terminalを起動して、以下を実行。
$ sudo chmod -x /etc/grub.d/30_os-prober
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -u dist-upgrade
$ sudo apt-get install grub-efi-amd64-bin
$ grub-mkimage -d /usr/lib/grub/x86_64-efi/ -o BOOTx64.EFI -O x86_64-efi -p "" part_gpt part_msdos ntfs ntfscomp hfsplus fat ext2 normal chain boot configfile linux multiboot
$ mkdir efi
$ sudo mount /dev/sdb1 efi
$ mkdir -p efi/EFI/BOOT
$ cp BOOTx64.EFI efi/EFI/BOOT/
$ cp -r /usr/lib/grub/x86_64-efi efi/EFI/BOOT/
$ emacs -nw efi/EFI/BOOT/grub.cfg
$ sudo umount efi
尚、上記で /dev/sdb1 の部分は、環境にあわせて適宜変更。
また、下から2行目のemacsによる編集では、grub.cfgに以下の記述を追加する。
configfile (hd0,2)/boot/grub/grub.cfg
※この部分が参考にしたサイトとの違いで、参考にしたサイトの通りに記述すると、うちのMacBook AirではUbuntuの起動ができなかった・・・
結果
上記で完成した「USBuntu」を使った結果。
まずはWindows PC。

そして、MacBook Air。

もちろん、どちらもHDD(SSD)には別のOS(WindowsやMacOS)がインストールされたままなので、USBメモリを挿入していない状態で通常ブートさせれば、それぞれの環境が使用可能。
トラブルシューティング
以下、参考まで。(環境依存の可能性あり)
うまく起動しない場合
/etc/default/grub を開いて、GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULTを以下のような内容に変更。
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash nomodeset video.use_native_backlight=1"
2016年3月1日追記
チューニングを行いたいと思います。
まず、/tmpをRAMに移して、USBメモリの書き込みを減らします。
/etc/fstabに以下の記述を追加します。
tmpfs /tmp tmpfs defaults,noatime 0 0
tmpfs /var/tmp tmpfs defaults,noatime 0 0
次に、swapをファイルで1GB確保し、実メモリを使い切るまではswapを使わないように設定します。
まずはswapファイルの作成から。
$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1M count=1000
$ sudo mkswap /swapfile
$ sudo echo "/swapfile swap swap defaults 0 0" >> /etc/fstab
そして、/etc/sysctl.confに以下の記述を追加。
vm.swappiness = 0
以上。
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